商社マン歴6年のcamisa8です。
私は異業種から転職で商社マンとなりましたが、これまで商社という業界に入り驚くべきことがたくさんありました。
エレベーターの乗り方、お箸の持ち方、お辞儀の仕方、お土産の渡し方
とにかく細部までの拘りが半端ないです!
そこで本日は
商社マンたるものの心得、商社マンとしてのいろは
の触りについて書いてみたいと思います。
商社マンを志す人のため、必要とされる人材像の参考になれば幸いです。
こんな人の為の為の記事↓
商社マンはどんな仕事をしているのか知りたい人
商社マンの心得
過去に仕事でとったノートのメモや、研修資料などを引っ張りだして
これまで上司の指導や会社の研修等を通して学んだ、商社マンとしての必要な素養をまとめてみました。
たくさんの友達を作る
商社マンになるために最も重要な素養の一つと言っていいかもしれません
それはコミュニケーション能力
商社ではコミュ力が高い奴は出世しやすい!
これはガチです!
ウチの会社の場合、関連会社含めた横の繋がりを使ってビジネスを作っていく事が多くあります。
あんな事ビジネスにできないかな~そうだ!〇〇会社に△△関係をやっていた◇◇さんに相談してみよう~
という具合に、各方面に知っている人がいると本当に仕事がスムーズに進みます。
私は新人の時に会社に入ったら、4つの友達を作りなさいと教えられました。
深友とは、深い関わりを持った友達
真友とは、ウソ偽りのないピュアな心を持って接する事のできる友達
信友とは、絶対に裏切らない信頼のおける友達
心友とは、本音を言い合える事のできる友達
そして常に新友を作る事を意識しなさいとの事
商社マンにとって友達は本当に大切なものなのです。
ベネフィットをもたらす社員になる
友達にいろいろなタイプがあるように、企業の社員にも3つの種類が存在します。
その①
- 人財:その人がいれば会社の財産となる社員
- 人在:だた存在するだけの社員
- 人罪:存在する事自体が罪となる社員
その②
- 教えて出来る人
- 教えなくても出来る人
- 教えてもできない人
その③
- かけたコストに満たない利益いかもたらさない人
- かけたコストに見合った利益をもたらす人
- かけたコスト以上の利益をもたらす人
その④
- 素晴らしい材料があれば料理が作れる人
- 素晴らしい材料があっても料理が作れない人
- 素晴らしい材料がなくても料理が作れる人
どのタイプの社員がベストなのかは、言わずともわかりますね。
ビジネスの基本マナー
商社マンが身に着けるべき最低限の基本マナーをです。
私も当初は先輩や上司からエレベーターの乗り方やお箸の持ち方まで厳しく指導をされました。
細かすぎると思われるかもしれませんが、これらを完璧にこなさなければ一流の商社マンとはいえません。
時間を守る
- 会議、接待など、時間は必ず守る
- 特にホストであれば早めに
- 5-10分前には準備完了
当たり前の事なのですが、コレできていない人が多いです。
私の会社の中には、激務すぎるのか何なのか、外出するギリギリの1分までメールのやり取りなどをしている人が多くいますが、予定時間より前に行動をし、心に余裕をもって仕事に対応をしましょう。
プレゼンテーション力
・ 客先に対して「うまく出来なかった、失敗したからもう一度お願いします。資料が不備でした。準備不足でした」では通じない
・ その一回の会議、商談に全力で対応
私も新人の頃は、お客さんの前でプレゼンをする前日に家でロールプレイングをして練習をしていました。また若い頃に自分のプレゼンする様子を動画にとって研究している熱心な社員もいました。
クオリティの高い面談の積み重ねが、周囲の評価に繋がっていくことは間違いありません。
会議中には携帯、iPadは使用しない
・主催者は言わないが、良くは思っていないはず
・会議・面談に集中すべき
・音を切る
これも当たり前の事なのですが、出来ていない人は多いです。
私も以前に会議中にお客さんとのやりとりのメールを打っていて、上司から会議に集中しろと怒られました。
24時間いつでもレスが出来る人の方が、なんとなく仕事が出来るっぽいですが、
上司の前では社内会議であっても、例え自分に関係のない話題の時であっても、集中するようにしましょう
英語力について
・TOEICは860点を目指す
・海外では対話において正しい英語を使用し、納得・説明できる力が必要
・語学の習得は歳をとるほど暗記力も落ち難しくなる
私の会社でも新入社員の頃から積極的に英語力を身に着ける事を強く推奨されています。
ただ職場には英語ができない商社マンが存在する事は事実ですし、英語ができない人を採用したりもしています。
ですが商社の仕事において英語ができた方が有利となる事は間違いなく言えます。
誰に言われるでもなく、若いうちから自分でチャレンジするようにしましょう
商社マンのリアルな英語事情についてはこちらの記事にまとめています↓
面談会食基本マナー(接待・懇親会)
⇒ 日本の文化では不遜に見える ※ 畳み座敷の立膝もNG
・ホスト側が先に到着して待つ
⇒ 事前に席、食事内容などを確認しておくこと
・お土産が必要かどうかも事前に
・会計のタイミング、車の手配
細かいですね。お土産一つ買うにしても相手の趣味趣向だとか、予算だとか、上長と事前の打ち合わせが必要で正直面倒くさいです。
しかし商社はこれだけ細部にこだわってるんです。
会食マナーをさらに細かく言うと、
なるべくゆっくり食べる、客のスピードに合わせる、直箸は慎む
などがあります。
商社マンの接待事情についてはこちらにまとめてあります↓
基本動作
商社マンの基本動作について教えられてる時に、まず上司は憶えているものという事を教わりました。
上司とのコミュニケーションはとにかく蜜にした方が良いです。大げさに言うとウザがられるくらいでも丁度いいです。
それを忘れる、無視する ⇒ 良い感情は残らない
~上司に対してはタイムリーな報告~
・途中経過報告を励行
・案件内容に関して報告すべきか迷ったときはしておくこと
・報告をおこなわないより多めに行った方が良い
私の会社では上司と部下のホウレンソウが徹底されています。
このホウレンソウをしっかりと出来る人は優秀とされ、評価されます。
私も新人の頃はホウレンソウがなっていない!とさんざん怒られていましたが、今では何でもかんでも上司に報告するようにしています。重要な事ほど口頭で。
個人的にBad news firstという言葉が印象に残っており、悪い知らせほど先に報告するよう心がけています。
商社マンの服装について
商社マンは身だしなみも大切です。
第一印象は、外見70%、内面30%で決まる
見た目や表情は大事だと、新人に対しては着こなしま指導します。
・先方が上着を着用 ⇒ 当方NOジャケットは失礼、恥ずかしい。
・夏のゴルフの週末の接待の服装には注意
カジュアルとは、どのラインまでがカジュアルなのかがなかなか難しいところですが
ポイントは相手が不可感を持たない服装をすることです。
ジーパン、靴下なしはご法度
コメント