ポルトガル語は英語とスペイン語と比べるとまだまだマイナーな言語なので、独学の為の教科書や参考書が非常に少ないです。私の時代には確か参考書は5~6冊くらいしかなかったと思います。
今でこそ、そこそこ参考書は増えてきて、選択肢はかなり広がりました
がしかし私から見れば
正直これどうなんだろ?
という内容のもの結構目につきます。
ネットでステマやアフィ目的で、むやみやたらに質の低い参考書が進められていますが、騙されてはいけません!
そこで本日は外国語大学卒、留学&駐在経験あり、CELP BRAS資格保有、ブラジル歴20年の私が本当におすすめするポルトガル語の教科書をご紹介します。
ポルトガル語には、南米のポルトガル語と欧州のポルトガル語で異なります。
今回の記事の内容は南米(ブラジル)のポルトガル語のオススメである事を予めご承知おきください。

初心者におすすめのポルトガル語の教科書
ゼロからポルトガル語を学ぼう!という人が必要なのは
辞書と単語帳、それから教科書2つだけでOKです。
それではそれぞれを一つずつ紹介していきます!
現代ポルトガル語辞典

今ではポルトガル語の辞書も数種類あるようですが、白水社の現代ポルトガル語辞典が最も実績あり、信頼できると思います。外大の授業でもこの辞書を買いなさいと指定がありました。
今はアプリもあるようです↓
最初は私も紙の辞書を使用していましたが、途中から電子辞書に変更しました。カシオの電子辞書はタフですね。10年以上前からEX-wordを、毎日のように使っていましたが、今でも現役で使用しております。電子辞書であれば日本語から検索する和ポの辞書もついているのでおススメです。そしてさらにポルトガル語入門のテキストもあります。駐在員なんかはコレを一個持っていればいいんじゃないでしょうか?
また電子辞書は、後になってスペイン語等の別のコンテンツも入れれる点もGood!
現代ポルトガル語辞典の特徴について
- 充実した語彙量:約7万語の語彙を収録しています。日常会話やビジネスシーンで必要とされる基本的な語彙から、高度な学術用語まで、広範囲にわたる語彙が収録されています。
- 日本語訳付き:単語や熟語の意味だけでなく、例文や用法、文法など、日本語訳とともに詳細に解説されています。初心者から上級者まで、幅広いニーズに対応しています。
- 実用的な情報が豊富:ポルトガル語圏の文化や習慣、日本人にとってのポルトガル語学習に役立つ情報が豊富に盛り込まれています。
- 定評のある編集チームによる編集:本書の編集チームには、ポルトガル語学者や日本人のポルトガル語教師など、豊富な経験と知識を持った専門家が集まっています。そのため、信頼性の高い内容が提供されています。
ポルトガル語基本単語2000
大学受験の為にターゲット1900という単語帳を使っていました。
それと同じで、”喋れるようになる”には最低でも2000くらいの単語は覚えなくてはいけません。基本です。中には「これ本当に覚える必要ある?」と思える単語もあります。しかし覚えてください!いつか必ず使う場面が出てくるのです。私はそういう経験を何度もしました。
ちなみに私はブラジル留学中に通っていた大学の図書館で日夜籠って自主勉強をし、最終的に12000単語くらいを覚えたと思います。
勉強方法として、初心者の方はまだ音声は必要ないと思います。書いて、声に出してひたすら覚えましょう。
ポルトガル語基本単語2000の特徴について
- 頻出度に基づいた選定:実際に現代のポルトガル語の文書に出現する頻度に基づいて単語を選定しています。そのため、ポルトガル語を学ぶ初心者にとって、最も基本的かつ重要な単語を習得することができます。
- 覚えやすい構成:各ページには、単語のポルトガル語表記とその意味、例文が掲載されています。また、例文には音声ファイルが付属しており、正しい発音を練習することができます。
- カテゴリー別の分類:単語は、テーマごとに12のカテゴリーに分類されています。たとえば、家族、動物、食べ物、旅行、時間などがあります。これにより、ポルトガル語を学ぶ際に必要な単語を整理し、体系的に学習することができます。
- 応用編にも対応:本書は基本的な単語の習得に特化していますが、応用編も収録されています。応用編には、日常会話や旅行で必要な表現、業界特化の単語などが含まれています。
ブラジルのポルトガル語入門
ゼロから始めるにはこれで基本的な文法は全て抑えられると思います。
文法書としてはそんなに詳しくないですが、始めは欲張らずに基本的なところをおさえれば良いと思います。動詞の活用系、過去形、不完全過去、未来系くらいは最低でも覚えておきましょう
ブラジルのポルトガル語入門の特徴について
- コミュニケーションを重視した内容:コミュニケーションに必要な表現や文法を中心に取り上げています。実用的なフレーズや会話例が豊富に掲載されており、会話の基礎から日常会話まで幅広く学ぶことができます。
- ブラジルの文化や風習に触れられる内容:ブラジルの文化や風習についても触れられています。例えば、ブラジルの祝祭日や音楽、料理などが紹介されており、ブラジルのポルトガル語だけでなく、その文化的背景も学ぶことができます。
- 練習問題が豊富:章末に練習問題が豊富に掲載されています。例文を読んだり、音声を聞いたりして、自分で考えて答えを書くことで、より実践的な学習ができます。
ポルトガル語重要基本構文275
知られざる名所です。ポルトガル語初心者にとって一番重要となる教科書だと思っています。よく使われる構文275が載っています。私は帰国子女の友人に、「ポルトガル語が喋れるようになりたいんあらこれで勉強しろ!」と言われるがままにこの本を買わされ、800くらいある例文を全て丸暗記しました。しかしその甲斐あってか、初めてブラジルへ行っても、割とスムーズに現地人とコミュニケーションをとる事ができ、周囲からは本当に初めてブラジルへ来たの?と驚かれました。とりあえずこれさえマスターしえとけば現地へ行っても生活に困りません。自信をもってオススメします。
ポルトガル語重要基本構文275の特徴について
- 充実した内容:275のポルトガル語の文法項目について、豊富な例文を用いて解説しています。例文はポルトガル語で書かれており、日本語訳も併記されているので、ポルトガル語初級者から上級者まで幅広く利用できます。
- 分かりやすい解説:著者はポルトガル語教育に40年以上携わっており、その経験を生かした分かりやすい解説を行っています。また、わかりにくい文法用語はできるだけ避け、親しみやすい語彙を用いることで、初心者でも理解しやすいように工夫されています。
- 問題集が付属している:本書には275の文法項目に関する問題集が付属しており、練習問題を解くことで、理解度を深めることができます。問題集は基本編、応用編、総合編の3つに分かれており、それぞれ初級・中級・上級の難易度別に構成されています。
中級者以上におススメのポルトガル語の教科書
外国語大学でポルトガル語学科を卒業しました!ブラジルへ一年間留学へ行ってきました!
みたいな人が、更にポルトガル語を勉強したい時にオススメな中級車者けの教科書を紹介します。
現代日葡辞典

厚さ10cmほどもある和ポの辞書ですが、専門的な用語までかなり細か~く乗っております。一生ものの最強の和ポ辞典です。ただ価格が2万円弱とかなり高いですが、自分への投資と思い思い切って購入しました。翻訳者を目指すくらいの人は、買っておいてもいいんじゃないかと思っています。
現代日葡辞典の特徴について
- 広範囲な語彙の収録: 約5万語を収録し、一般的な語彙だけでなく、ビジネスや法律、医学、ITなどの専門用語も含まれています。
- 語彙の例文が豊富: 語彙の意味だけでなく、例文も多数収録しており、実際の使い方を学ぶことができます。
- 日本語表記によるポルトガル語の発音表記: ポルトガル語の発音が難しいとされるため、日本語表記によるポルトガル語の発音表記がされています。
- 分かりやすい用語説明: 語彙の意味に加え、類義語や対義語、用例、語源、文法的な解説など、分かりやすい用語説明があります。
- 総合的なポルトガル語学習支援: ポルトガル語の基礎から学ぶための解説もあり、ポルトガル語学習の初心者から上級者まで幅広い層に対応しています。
みんなの日本語 ポルトガル語版
番外編になりますが。みんなの日本語というのは、外国人が日本語検定を取得する為に使用される教科書ですが、これのポルトガル語版が結構使えるんです。日本語学校の教師をやっている親戚から「買ってきて~」と頼まれたのがきっかけで手にしてみましたが、こういう場面ではこういう言い方をするんだ~といろいろな発見がありました。
例えば、JICAの海外協力隊でブラジルの日本語教師枠を狙っているとかであれば、ベストな本です。
みんなの日本語は初級から上級まであるので、レベルに合わせて選んだら良いと思います。
すでに一通りポルトガル語を勉強している人は、みんなの日本語中級くらいがいいんじゃないかな?と思います↓
みんなの日本語の特徴について
外国人留学生向けの日本語教材で、日本語能力試験 (JLPT) の N5 〜 N4 レベルに対応したテキストとなっています。下記のような特徴があるので、ポルトガル語を学ぶにあたって逆にあてはめて参考になるかと思います。
- 実用的な日本語を学べる:日本で生活する上で必要な基本的な日本語を学ぶことができます。例えば、挨拶や自己紹介、日常生活での簡単なやりとりなどが取り扱われています。
- 読み書き、聞き取り、会話をバランスよく学べる:読み書き、聞き取り、会話の3つのスキルをバランスよく学ぶことができます。それぞれのスキルをバランスよく学ぶことで、より実用的な日本語の習得が可能になります。
- テーマごとに学べる:テーマごとに単元が分かれており、それぞれの単元で必要な単語や文法が学べます。例えば、家族、食事、買い物、旅行など、実生活で必要なテーマをカバーしています。
- 豊富な練習問題:豊富な練習問題が用意されています。それぞれの単元ごとに、読み書き、聞き取り、会話の練習問題があり、それを通じて、学習内容の理解度を深めることができます。
- 聴解力向上に特化した CD が付属:聴解力向上に特化した CD が付属しています。CD には、教材で取り扱われた会話や文章が収録されており、日本語のリスニング力の向上に役立ちます。
ブラジル・ポルトガル語俗語辞典
ジーリア(Gíria)と呼ばれるポルトガル語の俗語を勉強するために活用をしました。しかし残念ながらこの本は現在は絶版になっており、入手は不可です。しかし外国語大学の図書室にいけばあるはずです。私は卒業後に後輩にお願いし、図書館でコピーをとってもらいました(執念)
ポルトガル語を極めたい人はがんばって入手しても良いかもしれません。
まあしかし、日本でチョベリバが死語になっているように、どこの国でもスラングは時代と共に変化していきます。また今はネットでもスラングの意味を調べる事が出来るので、必要ないかもしれません。ご参考まで紹介しておきます。
サッカーを愛する人のブラジル・ポルトガル語

ブラジルサッカー留学者にとって必須の本です。
ブラジルでは、実はネイティブでもサッカー選手の言っていることが全くわからないなんてことがあります。全くサッカーを知らないブラジル人がサッカー選手の通訳の仕事をしてクビになった例も知っています。それほどブラジルのサッカーに特化したポルトガル語というものは多く存在するのです。そんな普通の教科書には記載のないサッカー用語を一通り学べる一冊です。
サッカーを愛する人のブラジル・ポルトガル語の特徴
- ブラジルのサッカー文化や歴史、有名選手やチームなどについて解説がある!また、ポルトガル語でよく使われるサッカー用語やフレーズも紹介されています。
- ゲームを通じて使われる”生きたポルトガル語”を学べる!シュート、パス、ゴールなどの表現は実に様々ありますが、実際の試合の場で使われる表現を学ぶことができます。
- 豊富な例文やイラストで分かりやすい!また、読み方や発音のポイントも詳しく解説されています。
- ポルトガル語が基礎から学べる! ポルトガル語が初めての方でも学びやすいように、基礎的な文法や表現から学べるように構成されています。また、語彙やフレーズは、サッカーに関するものが中心になっています。
- 付録でサッカーのルールや競技場の用語を学べる! サッカーのルールや競技場の用語を解説した付録があります。これらを学ぶことで、サッカーの試合をより楽しむことができます。
ポルトガル語を勉強するコツがわかる本
語学を勉強する上での心構え、マインドが刺激される良書を2冊紹介します。外国語を勉強する上でのヒントがみつかるかもしれません。
僕はこうして日本語を覚えた
デーブスペクターさんの著書です。デーブスペクターさんはあまりの流暢な日本語に、実は埼玉出身なのではないかとネタにされていますが、実は相当な努力をしてきたのだ、というのが詳しく語られています。中でも圧巻だったのが作中で公開されている、知らない言葉に出会ってはいつも書き留めていたというメモ帳。日本人でも知らないような難しい言葉までギッシリと・・・あれには脱帽させられました。
デーブレベルまでたどり着く為に、はこれくらいのやんないとダメなんだよと、ポルトガル語の勉強のモチベーションアップになる一冊でした。
僕はこうして日本語を覚えたの要約
デーブ自身の方法論を5つのステップに分けて開設
第1ステップは、文法ルールを学ぶことです。デーブ氏は、基本的な文法ルールを学ぶことが非常に重要だと述べています。彼は、日本語で最も基本的な文法ルールの1つは、文末に「です/ます」を付けることだと指摘しています。
第2ステップは、単語を覚えることです。単語を覚える最良の方法は、日常会話でよく使われる単語を学ぶことだと述べています。彼は、日本語を勉強する際には、ひらがなやカタカナの読み方を学ぶことが大切だとも指摘しています。
第3ステップは、日本人とコミュニケーションをとることです。日本人と会話することで、自然な言い回しや表現方法を学ぶことができると述べています。
第4ステップは、読書をすることです。日本語で書かれた本を読むことが、語彙や表現力を向上させるための有効な方法だと述べています。
最後のステップは、継続的な学習です。継続的な学習が非常に重要だと強調しています。彼は、日本語を勉強する際には、毎日少しずつでも勉強を続けることが大切だと述べています。
外国語上達法
2つ目は岩波新書の「外国語上達法」という本。千葉栄一氏の著書で、自己学習において外国語の上達を促進するための具体的な方法を紹介されています。
外国語上達法の要約
本書において、外国語を学ぶ上で重要な点として以下があげられています↓
- 目標設定 まず外国語を学ぶ目的を明確にし、目標を設定することが大切。目標が明確であれば、学習の方向性を定めることができる。
- 日常会話の習得 外国語を実用的に身につけるには、日常会話の習得が重要。簡単なフレーズや表現を使いこなすことができれば、コミュニケーションが取れるようになる。
- 語彙力の向上 語彙力が向上すると、より多様な表現ができるようになる。単語帳や単語学習アプリなどを使って、積極的に語彙力を伸ばすことが大切。
- リスニング力の向上 外国語のリスニング力が向上すれば、聞き取りやすくなる。ラジオやテレビ、音声教材などを利用し、積極的にリスニング力を鍛えることが必要。
- 発音練習 正しい発音を身につけることで、コミュニケーションの質が向上。自己録音や発音教材を利用して、継続的に発音練習をすることが大切。
- オンライン学習の活用 オンライン学習は、自宅でいつでも学習できる利便性がある。有料・無料の学習プラットフォームを活用することで、自己学習の質を高めることができる。
これらのポイントに関する具体的なアドバイスや練習方法が紹介されているため、外国語の自己学習に役立つこと間違いなしです!
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