J3のいわきFCに対してJ2クラブライセンスが正式に交付される事が発表されました。
このたびいわきFCは、2023年シーズンの「J2クラブライセンス」交付の判定を受けましたので、お知らせいたします。#iwakifc #いわきFC #Jリーグ
— いわきFC (@IwakiFcOfficial) October 25, 2022
現在リーグの首位を走るいわきFCですが、早ければ来季にもJ2昇格が決まるかもしれないとの事です。
いわきFCは2015年に設立されたばかりの新しいチームにも関わらず、10年足らずという異例の速さでJ2までたどり着こうとしております。
今回このニュースをみて、J2クラブライセンス交付の条件について気になったので調べてみました。
J2クラブライセンス交付規則を確認すると、ライセンス交付の為には
下記5つの項目でそれぞれの基準をみたしていなければならないようです↓
① 競技基準
② 施設基準
③ 人事体制・組織運営基準
④ 法務基準
⑤ 財務基準
② 施設基準
③ 人事体制・組織運営基準
④ 法務基準
⑤ 財務基準
内容を要約してみました。
J2クラブライセンスの条件について
競技基準
- アカデミープログラムがあること
ビジョン、フィロソフィーがある
きちんとした組織体制で、運営できる人員が確保されている
利用可能な施設がある
きちんとした収支がある
教育プログラムがある
医療サポートがある - アカデミーチームがあること
U10~U18のチームを有している - 全選手に対して医療面でケアできること
トップチームは年1メディカルチェック
13歳以上の選手は年1健康診断 - 教育プログラム
JFAが主催する講習会などに出席できる人がいること
施設基準
- スタジアムがある
ホームゲームの 80%以上が開催できるスタジアム
Jリーグスタジアム基準をみたしている
法律や条例に基づいた安全性と避難計画に関する企画を満たしている
承認された避難計画がある
スタジアムの基本原則がある
身体障者に配慮した設計である
十分なトイレ設備がある
(1000名の観客に対し、洋式トイレ5台、男性用小便器8台あるのが望ましい)
屋根がある(観客席の3分の1以上が覆われていることが望ましい) - トレーニング施設
- アカデミーのトレーニング施設
人事体制・組織運営基準
- 大前提として、組織運営の為のスペースと人員を備えた、クラブ事務局があること
- そして組織において下記の人員を配置をすること↓
・代表取締役、または代表理事
・ファイナンスオフィサー(経理・財務業務)
・ヒューマンオフィサー/コンプライアンス・オフィサー(労務管理・ハラスメント管理)
・オペレーションオフィサー(試合運営)
・セキュリティオフィサー(安全および治安)
・メディアオフィサー(メディア)
・事業オフィサー/マーケティングオフィサー(マーケティング)
・医師/メディカルスタッフ(医務)
・監督(要S級ライセンス)
・コーチ(要A級ライセンス)
・育成部門責任者(要A級ライセンス)
・アカデミー監督/コーチ(要B級ライセンス)
・ファイナンスオフィサー(経理・財務業務)
・ヒューマンオフィサー/コンプライアンス・オフィサー(労務管理・ハラスメント管理)
・オペレーションオフィサー(試合運営)
・セキュリティオフィサー(安全および治安)
・メディアオフィサー(メディア)
・事業オフィサー/マーケティングオフィサー(マーケティング)
・医師/メディカルスタッフ(医務)
・監督(要S級ライセンス)
・コーチ(要A級ライセンス)
・育成部門責任者(要A級ライセンス)
・アカデミー監督/コーチ(要B級ライセンス)
- 試合中に警備員を配置できるよう、派遣会社と契約を結んでいる事
法務基準
- Jリーグ正会員の規約を遵守する宣言書を提出
- 登録文書の提出(定款原本、履歴事項全部証明書、印鑑登録証明書など)
- 他クラブの経営等に関して関与していないこと
- グループの法的構造を図にして提出
- 全ての選手との書面による契約(アマチュア選手がいても別にいい)
- 就業規則の提出
財務基準
- 年次の財務諸表作成して提出
- 選手の移籍に伴う他クラブに対しての未払い金がないこと
- 従業員への給料や社会保険や税金の未払金がないこと
- ライセンス交付の決定に先立つ表明書の提出
- 予算および予算実績、財務状況の見通しの提出
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