そもそもこの実務翻訳士とは何なんだ?ネットで検索してもあまり出てこない
スペイン協会に直接TELで問い合わせてもなんやようわからん回答でした。
ともあれせっかくスペイン語を勉強したので、実家に帰るついでに受けに行ってきました。
研修場所はスペイン協会で田町駅から歩いて5分のところにあります。
研修は土日の2日間を使い、こんな感じでみっちり行われました↓
10:00 ~ 11:00 中南米語
11:10 ~ 12:10 音楽
13:00 ~ 14:30 映画字幕
14:40 ~ 16:10 法廷
【二日目】
10:00 ~ 11:30 医療
11:40 ~ 12:40 外交・プロトコール
13:30 ~ 15:00 貿易・通信文 ラ米事情
15:10 ~ 面接
今回研修に参加した人達はおよそ20名ほどでした。
若い方から年配の方まで。
多分この中で自分のスペイン語が一番クソなんだろう。付け焼刃の上、試験が終わってからは全く勉強もしてなかったんで。
翻訳実務の研修ときいて初めは、翻訳の練習問題とか解かされるんだろうか?などとビクビクしてたんですが
なんてことはない。合計7コマの講義をただきくだけの座学のみでした。
各講義でそれぞれの分野のエキスパートの講師が体験談などを話されます。
その中には外務省で通訳業務をされていた方や、長年商社勤めをされ海外生活をされていた方等がおり、大変貴重なお話しがきけました。
自分も医療や法廷現場の通訳に携わったり、動画に字幕をつける作業の経験があるので(全部ポルトガル語だけど)
いろいろと通づるものがありなかなか興味深く講義をきくことができました。
中でも映画字幕の仕事をされている方の話が個人的に一番面白かった!
2日間全7コマの講義を終えると最後に面接がありました。
これはその人のスペイン語の適正をみて、今後通訳翻訳の仕事があった場合依頼されるのだと思います。
自分の番になり部屋に入ると外国人のセニョールがおりました(多分大使館とかのえらい人)
やべえ、スペイン語での面接か!?
全ての講義を終え、頭が完全に帰るモードだったので完全に不意を突かれました!
しかしここでちゃんとアピっとけば今後何かブラジルにも繋がっていくかもと思い
通訳歴、翻訳歴(全部ポルトガル語だけど)は10年以上ありまっせと猛烈にアピっときました。
一通りセニョールとスペイン語で会話し終わって、途中から女性の方が同席されて(多分スペイン協会のえらい人)
日本語での会話にスイッチオンしました。
約10分弱の面接を終えてこれで研修終了。
実務翻訳士の証明書は2週間後に郵送で届きました。
果たして54,000円もの大金を支払った得たこの資格はなんだったのだろうか?
結論から言うとこの資格が役立ったことは今まで一度もない。
履歴書にかけるくらいです。書いても意味ない気がする。
最後にスペイン語協会の人から今後通訳や翻訳等の仕事があれば連絡をするようなことを示唆されましたが、私は完全に忘れ去れている存在になっているのだと思います。
当時は地方の富山県に住んでいたし、試験後はスペイン語に関わる活動も全くしてなかったので。
ようはスペイン協会への寄付ってことで。
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