ブラジルが石油会社・ペトロブラスの汚職事件等を引き金に景気が低迷する中
先日三菱重工など日本の大手4社がブラジルの造船会社から資本引き上げするというニュースがありました。
そういえば私、この業界で仕事していたかもしれなかったんです。
前の会社を辞めて転職活動していた頃、やっぱブラジルへ行ける仕事を狙っていました。
知り合いのつてである面接にたどり着いたのですが
これが当時新たな油田の発見で好景気に沸いていたブラジルの石油掘削船の造船の仕事だったのです!
日本と資本提携したブラジルの造船会社の社員を日本で技術研修させ、その製造現場での通訳業務でした。
そして数年間は日本で造船現場で働いて、将来的に現地採用扱いでブラジルへ赴任するというものでした。
しかも赴任先というのがその会社の本拠地であるブラジルの東北部であったことが私にとって大変魅力的だったのです。
(個人的にブラジルの中でもノルデスチと呼ばれる東北部が大好き)
面接は愛知県の豊橋で行われました。
私の他に5,6人の候補者がおりました。全員ブラジル人で日本人は私だけです。
恐らくみんな長年日本で生活をしてきて、製造現場で働いている外国人労働者のリーダー格の人達だったのでしょう。
面接官は通訳の日系ブラジル人、ブラジル現地企業の役員、それから資本提携している日本の某企業の社員2人でした。
面接は全てポルトガル語でした。
希望の年収をきかれて前職よりも少し上回るくらいの金額を言ったら
日本の会社の人から”正直その年齢でその年収は低いですよね?”と言われました。
大きなお世話だよ!
日本人だから日本語の読み書きもできること、長年製造現場での通訳経験があったのがよかったのか結構好印象だったと思います。
そして後日2次面接に来てくださいという話を頂いたのですが、あいにく現在務めている会社への内定が先に決まった為お断りしたのでした。
仮にその仕事が決まっていたとしたら今頃は日本のとんでもない田舎でブラジル人達と船を作ってたんでしょう。
あの頃はまさかブラジルが今のようになるとは誰も思っていなかったからな~
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