習い事で剣道させられた子供の末路

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子供の頃に剣道を習っていました。
実は有段者です。
kendo37

習っていたというより、強制的にやらされてました。
私の父は昭和の武士で、昔から剣道一筋、最終的に7段師範代の人でした。

小さいころそんな父親とチャンバラごっこをしていた時のこと。
私の太刀を全て鮮やかにさばくオヤジの姿がすごくかっこよくて
僕も剣道をやりたい!
と言ってしまった事が全ての間違いだったのです!
実際やってみたら防具臭いし稽古だるいしつまんねぇ。やっぱり僕剣道を辞めたいと言うと

自分からやりたいと言い出したのだから途中で辞めるのは許さん!剣道の防具一式揃えるのにいくらかかったと思っているんだ!

と一喝されました。
言っていることは確かに正しいです。
しかしこれは親にとって都合の良い理屈であって、もの心がついたばかりの子供にとっては非常に理不尽です。
よくこういうシチュエーションで

”父親は幼い時の自分も一人の男として見なしていたのです。そこで私は男と男の約束の大切さを学んだのです”

とか美談にする人がおりますが、そんなことは微塵も感じておりません。
極悪非道、鬼畜の所行、下衆の極みです!

父はサラリーマンの時から何個の道場を掛け持ちして週4程稽古に行っておりました。
私もそれに強制的に連行されていたのです。
小学校の頃友達と遊んでいて、夕方5時になると道場へ通う為帰らなければならなかったのが非常に憂鬱でした。
例え家でゲームをしていてラスボスが倒せそうでも、外でかくれんぼをしていて鬼であろうとも、5時になれば絶対に帰らなければならなかったのです!
この時に少年時代の貴重な多くの時間が嫌いな剣道に費やされたことが非常に悔しくてなりません。

そして私は中学生になりサッカー部に入部するも、相変わらず道場へ通わされてました。
この頃になると道場へ行ったふりをして、実はコンビニでマンガを立ち読みして時間を潰すというテクニックもマスター。
匂いでばれない為に、人気のない公園で敢て防具を装着したりしてましたw

そしてそんなこんなんがあって、ある時親ともめにもめてついに、二段を取得したら剣道を辞めていいということに\(^▽^)/
それまでは中学生は初段までしかとれない規則だったのですが、私の代で初めて中学生に二段が解禁されたのです。
私は全身全霊を昇段審査に注ぎ込み、見事ソッコウで一発合格しました。
ようやく剣道と決別できたのです!翌日には稽古着、袴、防具を全て燃やしました。

皮肉な事に好きだったサッカーは全く才能はありませんでしたが、剣道は結構エリートだったと思います。
地区の大会で何度か優勝してたし、道場でも大人とそこそこの勝負をしていました。
剣道推薦で特待生待遇で高校進学とかいう話もありましたが、剣道部などに絶対入りたくなかったのでえらい先生からの有り難いお話を断固拒否したりもしました。

ちなみにこれまで剣道をやってきて人生で良かったと思ったことは一切何一つありません
サッカーに集中していた方がよほど学ぶべきことが多かったと思います。
百歩譲ってまだ柔道や空手をやっていた方が実用的であったと思います。

父はよく剣道をオリンピック種目にとか戯言を抜かしていましたが、そんなことがあろうものなら私は剣道全廃運動に参加するつもりでした。
我が子に自身の生きがいを否定された父親は仕事を引退してからも相変わらず毎日道場へ通っていました。
ある日”剣道と作曲”というなんやようわからんブログを開設した時には久しぶりに声を出して笑ったのを覚えています。(ブログは現在閉鎖)

後日母親からきいた話では東京にある実家は父のお気に入りの道場が近いという理由だけで建てられたのだそうです。

私も自分の子供ができたらできればサッカーをやらせたいとは思っているのですが、自分のそういう経験があるのでやりたいことをやらせてあげようと思っています。

剣道を習わせるメリット

剣道を習わせるメリットをネットで検索すると、”礼儀正しくなる”、”集中力がつく”などが挙がっているようですが、
当の経験者から言わせてもらうと、それは剣道の効果ではありません。幻です
礼儀なんぞ剣道でなくとも、まともな教育を受けていれば勝手に身に着きます。
スポーツじゃなくとも何か熱中できる事を持てば、集中力も自然と伴います。

武士道を気取ってこのようなメリットを無理やり挙げられている気がします。

違った観点で、敢えてメリットを挙げるとすると
高校、大学進学に有利になる、という事はあるかもしれません。
有段者は内申点のプラス要素になるんじゃないでしょうか。私自身も2段を取得して高校の特待生の話が来たほどでしたから。

剣道を習わせるデメリット

反対にデメリットは何か?というと
まず費用が掛かるという点があると思います。
子供の頃に防具一式そろえるのに10万円程度っかったと記憶しています。
その際に親からの、これだけお金かけてるんだから一度やると決めたら後戻りはできねーぞ
みたいなプレッシャーを子供心にひしひしと感じていました。
それと剣道をやる上で最も心配されるケガがアキレス腱を切るという事です。
私は経験ありませんが、父親は生涯で稽古中に自分の相手が2度アキレス腱を切った事があると語っていました。
アキレス腱を切ってしまうと、復帰するまでに最低半年はかかります。
他には匂いが気になるという意見もあるようです。確かに稽古の後に女性とデートする事は絶対に不可能です。ですがシャワーさえ浴びる事ができれば、それほど深刻な問題ではないと思います。

コメント

  1. ピーマン肉詰め肉つめ放題 より:

    こんにちは。偶然にもたどり着き読んでみると、自分と似た境遇で心の中で笑いました。僕も小学生から初めて10年続けました。父は剣道とは無縁でしたが、当時の世相がスポ魂一辺倒で、小学四年から月から日まで延々剣道でした。中学卒業と同時に親の反対を押しきって剣道を辞め、事情も知らずに匠が手刺で作った小手を知り合いに投げ渡し、一切剣道を経ちました。語れるような利点は、やはり無いです。時が経ち、何故か子供が中学で剣道部を選びまして…。妻から経験者なんだから教えてやれと言われ、そうは言っても僕は初段(僕の時はまだ初段まででした)だったので、教えられる訳もなく。仕方ないのでリバ剣になってます(笑)
    子供は中学卒業と共に剣道を辞めました。やはり剣道は、多感な時期に合う合わないはありますね。しかし僕は辞めるわけにも行かず、続けてます。一刀は飽きたので二刀流にしようかと。そんな感じで気楽です。ところで僕が父に辞める事を伝えた時は、やはり二段までと言われました(笑)二段取ったら即辞めると言ったら父も諦めました。当時の親世代は、二段にこだわりがあったんですかね。今現在、三段くらいまでは簡単に取れます。似た境遇でつい長くコメントしてしまいました。失礼しました。